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【校長メッセージ】2019年度 No,3

1学期 終業式 校長挨拶

今学期は大型連休があり、新学期早々9日間も休みになると、学校生活に不安が沸く人がいないか少し心配していたのですが、連休明けからの皆さんの様子を見て安心しました。
また、気象の影響で体育祭も、プログラムを変更しましたが、それにも臨機応変に対応している姿を見てこれも安心しました。その上に、笑顔で挨拶できる人が昨年度に比べてずいぶん増えていることに気づき、またまた安心しました。挨拶は人を気持ちよくさせる魔法の力がある大切なコミュニケーションだと私は思っています。引き続き笑顔で挨拶しあいましょうね。
一方で心配だったことは自転車事故が数件あったことです。注意をしていても事故になることがありますから充分気をつけましょう。

さて、始業式では皆さんに付けてほしい3つの力について話しました。自尊感情・共感力・対話力の3つの力がこれからの社会で重要になるからです。そこで、この場で振り返ってみましょう。
自尊感情:自分で自分のことをほめることができましたか。
共感力:他の人の喜びや悲しみに出会ったとき、その気持ちに寄り添うことができましたか。
対話力:SNSに頼ることなく、相手の表情や声のトーンを観察しながら本物の対話をしようと努力しましたか。皆さんにはこの3つの力を意識してこれからも行動して欲しいと思います。

次に、夏休みに考えて、行動して欲しいことをお話します。キーワードは、チェンジです。「人を変えること・過去を変えることはできませんが、自己を変えること・未来を変える事はできる。」と言われます。人は従来通りに物事が進むことに対しては不安が少ないようです。しかし、物事は常に変化発展します。その中で、私たちは、変えるべきことと、変えてはならないことを見極めていかなければならないと思います。
そこで、先ず、自分自身の性格・生活・行動について、チェンジが必要なこと。
次に、自分が身を置く、クラスなど学校や、社会について、チェンジが必要なことを考えてください。
今の自分に対して、よりよい理想のイメージを描いて見てください。あなたの個性を大切にしながらも、まだ磨けてない部分・伸ばしきれてない部分があるでしょう。それをチェンジしましょう。

日本の社会はどうでしょう。日本は民主主義の発展が遅れています。人権感覚もまだまだ育っていませんから、差別的な言動が問題になり、少数者が生きづらさを抱えています。
多様性を尊重することが求められているのはそんな背景が影響しているからです。今日皆さんには多様性を考えるためのヒントが盛りだくさんこめられた冊子が配布されます。皆さんはもちろん、家族の方にも読んでもらってください。そして、あなたが、家族の方が感じたことを感想用紙に書いて新学期に寄せてください。

最後に、高校3年生で18歳になった人へのメッセージです。あなたは日本の将来を決める選挙権を得ています。最初の選挙が今週日曜日の参議院選挙です。女性が参政権を獲得するためには苦難の歴史がありました。社会をよりよくするために、チェンジすべき政策が何かを見極めるための大切な行動が、一票を投じる行動です。では、2学期の始業式まで全員が元気に過ごせるように努めましょう。

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